こんにちは。
TAKESHI です。
ブックメーカー投資で勝つためには勝率や利益、損失のバランス、試行回数と言った要素が重要であることを以前お伝えしましたね。
bet365をはじめ、いくつかのブックメーカーには「キャッシュアウト(Cash Out)」(略 CO)と呼ばれる機能が備わっています。
この機能をうまく使うことで利益と損失をコントロールすることができる非常に重要なものです。
そこで今回はまずキャッシュアウトがどのようなものなのかを簡単にお伝えしていきます。
1 そもそもキャッシュアウトとは
一般的にギャンブルでは試合の開始前にベット(競馬なら馬券の購入)を行いますが、ブックメーカーの特徴として試合の途中からでもベットすることができます。
これはいうなれば後出しジャンケンのようなもの試合の状況(情報)を確認した上でベットできるため勝率をかなり向上させることができます。
しかしながらベット後も試合経過によっては予想していたものと違った状況になってしまうこともしばしば起こりますね。
このように予定外の状況に陥り、負けが濃厚になったようなときなどの場合、任意のタイミングでそのベットを途中で降りる機能が「キャッシュアウト」となります。
2 キャッシュアウトを使った損切りと利益確定
このように、想定外の状況でベットを降りることにより損失を抑制することや、ある程度のところで利益を確定することができます。
イメージをしやすいようにサッカーのUnder(アンダー)1.5にベットしたことを想定したときのオッズの変化をグラフにしてみました。
オッズはベット直後では若干マイナスから始まり、試合経過が無得点のまま進むとプラスになっていきます。
ゴールが決まることで一時的にオッズは大きくマイナス側に振れます。
その後、無得点で試合が推移すればオッズは回復していき、試合終了時に目標とするオッズ(ベットしたときに表示されていたオッズ)に到達します。
グラフでは描いていませんが、試合終了までに更に1ゴール(2得点目)があった場合はその時点で全損となります。
キャッシュアウトを行うとその時点でのオッズが反映されて返金が行われます。
例えば100ユーロをベットし、1ゴール決まった時点のオッズが0.50倍だった場合、50ユーロが返金されます。
また、1ゴールの直後でキャッシュアウトしなかった場合でも、オッズがプラスに回復したとき(1.0倍以上になったとき)にキャッシュアウトをすることで利益を確定させることもできます。
このグラフでは最終的にUnder1.5を当てた事となっていますが、試合終了間際に更に1ゴールあった場合は全損となっているため早めの利益確定も場合によっては選択肢となります。
3 実際の操作
では実際の操作画面を見てみましょう。
bet365の画面右側をMy Betsに切り替えると(写真黄色枠)現在ホールドしているベットが表示されます。
その中に Cash Out の項目が下の方にあります。(写真オレンジ枠)
このCash Out に表示されている数字がその時点における返金額で試合の状況、経過時間によって変化していきます。
これをクリックすると即キャッシュアウトが行われます。
ちなみに確認画面などは出てこないため誤操作には要注意です。
3.1 パーシャル(部分)キャッシュアウト
ベット金額を一定以上(日本円の場合は200円以上)に増やすとPartial Cash Out(パーシャルキャッシュアウト)という機能が使えるようになります。
これの機能ではベットした金額の一部をキャッシュアウトし、残りを継続して賭け続ける事ができます。
My Betsの画面を見るとキャッシュアウトの右側にスライドバーのアイコンが表示されます。
こちらをクリックすると右の写真のようにパーシャルキャッシュアウトの操作ができるようになります。
このスライドバーを調整し、任意のキャッシュアウト金額を設定することができます。
こちらの機能をうまく使いこなすことでより細かくリスク管理することができるためベット手法の幅を広げることができます。
一つの使い方として「負け無し」を作る事ができます。
オッズがプラスになると、写真のようにStakeというアイコンが出てきます。
こちらを選択するとベットした金額分だけをパーシャルキャッシュアウトで設定できます。
今回は500円を賭けていたため、500円分をキャッシュアウトすることができます。
残りの金額は継続して賭け続けますが、仮に状況が悪化し全損となったとしてもベットした元の金額はすでに回収しているため負けにはなりません。
もちろん、この方法を使うと得られる利益も減ってしまうため比較的高いオッズが期待できる場面において使うと良いでしょう。
3.2 キャシュアウトロック
お伝えしてきたとおりキャッシュアウトは状況に応じて任意のタイミングでベットを降りることのできる便利な機能です。
しかしながら、試合の終了間際や得点に絡むシーン(PKなど)等においてキャッシュアウトを受け付けなくなることがあります。(キャッシュアウトロック)
ロック前画像 ⇒ ロック中画像
実際にロックが掛かるとこのように操作を受け付けなくなります。
このような状況に陥ったあと、高い割合で試合の状況が変わり賭けているオッズにもよりますが全損してしまう恐れが大きくなります。
このためキャッシュアウトをする状況になったらすぐにキャッシュアウトを行い、余計に損失を膨らませないようにすることが大切になります。
4 キャッシュアウトとマインド
キャッシュアウトのタイミングが遅れることでキャッシュアウトロックになり、キャッシュアウトの機会を失い損失を拡大させてしまうことがあります。
もちろん机上論としてはキャッシュアウトをすぐにすれば済むお話です。
しかしながらいざキャッシュアウトのタイミングが来たときに即キャッシュアウトを行うことに抵抗感を持ってしまうことがあります。
キャッシュアウトの決断遅れてしまう際のマインド(精神状態)について紹介しますので是非参考にしていただけたらと思います。
4.1 Under手法での例
先の項目と同じようにサッカーのUnder1.5にベットしていることを考えてみましょう。
今回のケースとして1ゴールが決まった時点をキャッシュアウトのタイミングとします。
Under手法の特徴として、何もなければオッズが徐々に回復(上昇)していくことが挙げられます。
オッズ変化のグラフを再び見てみると、ゴールが決まった瞬間を除いてオッズは上昇しているのがわかります。
このため、実際にベットしているときのマインドとして、「少し待てば損失額が減る」という邪な思いに囚われてしまいがちです。
さらに、サッカーの場合そのまま無得点で終わってしまう試合も多いため、「キャッシュアウトしなくてよかった」といった誤った成功体験を重ねてしまう場合もあります。
目先1回の勝負においてはキャッシュアウトのタイミングを遅らせたり、キャッシュアウトをしなかったりすることで損失を抑えられることがあります。
しかし、先日お伝えしたようにこの行動は投資で勝つという本来の目的から外れてしまうものです。
おわかりかもしれませんがこのようにルール違反をしていることで長い目で見ると損失が拡大し、資金を減らすこととなります。
損切りのためのキャッシュアウトは自分で負けを決定させる行為ですのでストレスを感じる場合も多いでしょう。
誰しも勝負ごとに負けることは抵抗があります。
これは「負けたくない」という深層心理によるものなのでなかなかに抗い難いものです。
しかし、投資というものの性質上、負けを100%無くすということは不可能であるため必要な負けと受け入れなければならない場合があります。
4.2 私のキャッシュアウト失敗談
私もブックメーカー投資をはじめた当初、本来キャッシュアウトをしなければならない状況でキャッシュアウトをせず試合を見守ってしまったことがあります。
結局その時は状況がさらに悪化し、全損をするという痛い思いをしました。
しかし、今思えばその時全損したのは非常にラッキーだったと思います。
そのときのベットで仮に勝っていたとしたら、先ほどの例のようにキャッシュアウトをしないほうが良いという誤ったマインドを持ってしまっていたと思います。
4.3 まとめ
キャッシュアウトを取り入れることで確かに損失を抑え、ブックメーカー投資の幅が広がることも事実です。
しかし、キャッシュアウトを行うときには負けたくない誘惑にさらされ、ルールを外れた行動をとってしまう恐れがあります。
このため、キャッシュアウトを必要とするベット方法は難易度が高いと言えます。
もしもキャッシュアウトが原因で負けてしまうのでならばキャッシュアウトに頼らないベット方法に変えることも一つの方法でしょう。